
組織マクロファージ :組織在住マクロファージ+単球
マクロファージは、ほぼすべての組織に存在しています。
組織在住マクロファージは、損傷した組織、あるいは正常な組織の修復・再生そして若返りに重要な役割を担っています。

自然免疫、特にマクロファージはどのように長寿と関連しているのか

自然免疫、特にマクロファージは長寿とどう関係しているのか?

マクロファージは免疫細胞の一種です。
マクロファージは、免疫細胞の一種である白血球の一部で、すべての生物の体内に存在し、健康を維持するうえで重要な役割を担っています。
アメーバ状の形をしたマクロファージは、免疫機能の中心的な存在であり、体内に侵入した細菌・ウイルス・がん細胞などの有害物質を取り込み、分解します。
また、異物を感知すると、それらを貪食すると同時に、他の免疫細胞に「異物がある」と知らせる信号を送り、免疫システム全体を活性化させます。
こうした免疫細胞の働きによって、私たちの体は日々守られており、たとえば傷口から出る膿や、風邪をひいたときに出る鼻水も、免疫反応の一環として現れる現象です。

免疫力の向上
マクロファージの活性化には、主に3つの段階があります。
1.病原体が体内に侵入しても、すぐには対応できない状態。
2.病原体の侵入をきっかけに、ただちに戦う準備が整った状態。
3.病原体と対峙し、「攻撃」「分解」「消化」などの免疫反応を実行する状態。
このように、マクロファージがスムーズに活性化段階を進められるよう、日頃から健康を維持し、体内に十分なマクロファージが存在する状態を保つことが大切です。

免疫不全状態の例
自閉症スペクトラム障害(ASD)
ASDは、コミュニケーションや社会的な相互作用に困難が見られ、興味や行動が限定されるなどの特徴を持つ発達障害です。
がん
がんは、異常な細胞が制御不能に増殖し、周囲の正常な組織を破壊する「細胞の病気」です。
エイズ(AIDS)
エイズは、HIVウイルスの感染によって引き起こされる慢性疾患で、免疫機能が著しく低下し、感染症や病気と戦う力が弱まります。
関節リウマチ
関節リウマチは自己免疫疾患の一種で、関節に炎症が起こり、痛みや腫れ、組織の破壊を引き起こします。
クローン病
クローン病は、消化管に慢性的な炎症を引き起こす疾患で、自己免疫疾患の一種と考えられています。
乾癬(かんせん)
乾癬は皮膚の細胞が異常に増殖し、鱗状のかさぶたや赤み、かゆみを引き起こす慢性皮膚疾患です。自己免疫的な要因が関係し、感染、ストレス、寒さなどが誘因になることがあります。
慢性疲労症候群(CFS)
CFSは、6ヶ月以上続く極度の疲労感が特徴の疾患で、十分な休息を取っても改善しないのが特徴です。原因は明らかになっていません。
過敏性腸症候群(IBS)
IBSは、腹痛や腹部膨満感、便秘、下痢などの症状を繰り返す腸の機能的な障害です。
多発性硬化症(MS)
MSは中枢神経系の自己免疫疾患で、免疫系が神経の保護膜(ミエリン)を攻撃し、脳・脊髄・視神経にさまざまな障害をもたらします。

「新世代のMAF」をご紹介
免疫力が低下すると、感染症や体調不良が起こりやすくなることが知られています。こうした状況を防ぐために、私たちの体内では免疫システムが常に活動しており、その中でも「マクロファージ」という免疫細胞が非常に重要な役割を担っています。
マクロファージは、細菌やウイルス、老廃物などの異物を見つけて処理する“体の番人”のような存在です。そして、このマクロファージの働きを高める物質があることが、近年の研究で明らかになっています。
私たちが開発している「MAFシリーズ」は、当社独自の研究成果に基づき、マクロファージを効果的に活性化させることが期待されています。特に注目すべき点は、炎症反応を引き起こすことなく、自然なかたちで体を守る態勢へ導くという特徴です。
マクロファージを活性化する方法や物質は世界中に多数存在しますが、私たちは「副作用のない、安全な免疫サポート」を重視して製品開発を進めています。
皆さまが毎日を元気に、健やかに過ごせるよう、私たちはこれからも「体の内側から支えるアプローチ」を追求していきます。