テロメアとテロメラーゼの役割
テロメアは、私たちの染色体の末端に存在する構造で、細胞の寿命や老化に深く関わっています。
テロメアには主に2つの重要な役割があります。
1.再結合や融合、分解といった損傷から染色体を守ります。
2.遺伝情報の安定性を保ち、細胞の正常な働きを支えます。
しかし、細胞が分裂を繰り返すたびに、テロメアは少しずつ短くなっていきます。これが限界に達すると、細胞は分裂できなくなり、「細胞の老化」や「自然死(アポトーシス)」といった現象が起こります。
つまり、テロメアは「染色体のキャップ」のような役割を果たしており、細胞の若さや健康を保つカギともいえる存在です。
テロメラーゼは、「テロメア合成逆転写酵素」とも呼ばれる酵素で、染色体の末端にあるテロメアを延長する働きがあります。通常、細胞が分裂を繰り返すたびにテロメアは短くなりますが、テロメラーゼが活性化している細胞では、このテロメアを再び補充することができます。
この酵素は、胎児の発生段階や幹細胞・胚細胞など、一部の増殖性の高い細胞で活性が確認されています。
一方で、**多くの正常な成人細胞では活性が低下(ダウンレギュレート)**しており、老化や細胞死につながります。
興味深いのは、がん細胞ではテロメラーゼの活性が非常に高いという点です。これにより、がん細胞は通常の細胞とは異なり、際限なく分裂し続ける“不死化”という特徴を持つようになります。
ただし、テロメラーゼの活性が高いのはがん細胞だけではありません。幹細胞や胚細胞など、体の修復や再生に関わる重要な細胞にも見られるため、「不老不死」という特性の可能性を持つ一方で、医療応用とリスクのバランスが研究課題となっています。

テロメアが短くなると何が起こるのか?
・加齢は誰にとっても自然な人生の一部です。
どんなに美しかったとしても、時の流れとともに外見は少しずつ変わっていきます。
・年齢を重ねるごとに、肌のハリは失われ、しわやたるみが増えていきます。
若い頃のようなみずみずしさは薄れていきますが、その変化は、生きてきた時間や経験を刻んだ証でもあります。
まるで、歩んできた人生が顔に描かれる「地図」のように——。

では、テロメアが短くなると何が起こるのでしょうか?
加齢は人生の一部であり、美しさは永遠に続きません。多くの人がそう語ります。肌は老化し、脳や体全体も若々しいみずみずしさを失っていきます。
短いテロメアと関連するリスク例:
– 心臓病による死亡率は3.2倍に上昇
– 感染症による死亡率は8.5倍に増加
– 全ての原因による生存率が低下

あなたは本当は何才ですか?
・簡単な質問のように思えます。
「いつ生まれたか」という年齢に基づいています。
しかし、実際には年齢以上に若々しく見える人がいることを、誰もが知っています。
彼らは輝く肌、鋭い頭脳、そして驚くべきエネルギーを持っています。
・なぜそうなのか?
それは、細胞や臓器、そして人間には「生物学的年齢」という概念があることが、研究で繰り返し明らかにされているからです。

資料: https://www.linkedin.com/pulse/slow-your-aging-process-marisa-donnelly
老化を遅らせたり、あるいは若返ることは可能か?
答えはもちろん「YES」です。
この写真は、女性の年齢による老化の変化を示しています。
これまでは、この変化は典型的で一般的、そして不可逆的なものと考えられてきました。
しかし現在では、若さを取り戻すことが可能になってきています。

Saiseiが開発した世界初のMAFとは?
体の自然な力を呼び覚まし、若々しい健康をサポート
Saiseiは、日本国内の主要な研究機関と共同で、MAF(マクロファージ活性因子)という革新的な成分を開発しました。
MAFは世界初のユニークな製品であり、日本国内で特許を取得しています。
「なぜ1つの製品で、まったく異なる症状や疾患に対応できるのか?」
このご質問をよくいただきますが、その答えはとてもシンプルです。
MAFは、年齢やストレスなどで弱まった「体本来の自然治癒力」を細胞レベルで再活性化します。
細胞が本来の働きを取り戻すことで、MAFは“治す”というよりも、「体を元の健康な状態に戻す=リセットする」ことをサポートしているのです。
健康的な体と明晰な心で、より良い毎日を送りたい方へ。
SaiseiのMAFは、あなたの強い味方になるはずです。



臨床試験報告



第2相臨床試験:日本における若返りと長寿のためのMAFサプリメントの有効性評価

主要目的:
・若返りと長寿のためのMAFサプリメントの有効性評価
副次的目的:
・テロメア長の測定
・TERT(テロメラーゼ逆転写酵素)を含むDNAメチル化分析
・加齢に関連する遺伝子発現プロファイリング
プロトコル設計: 第2相、介入型非ランダム化対照多施設試験
研究対象集団: 研究対象集団には40歳以上の成人男性および女性が含まれます
除外基準:
・妊婦
・がん患者
・重篤な疾患を持つ患者
成果指標:
・時間経過に伴うテロメア長の変化
・時間経過に伴う生物学的年齢の変化

概要と影響
MAFトリプルを使用した161人の参加者の結果では、テロメアの長さが3ヶ月で平均12%、6ヶ月で23%延長されました。
さらに、生物学的年齢はMAFトリプルの使用開始からわずか6ヶ月で低下し始めています。

Dr. Carmela Abraham - Klotho: The Key to Longevity
https://www.youtube.com/watch?v=xRyT9-1OGO4
新!第2相臨床試験:老化と長寿のためのMAFトリプルの有効性と安全性の評価
https://www.youtube.com/watch?v=cE47aD0UTRw
What is the Klotho gene and how does it work?
クロトーは、古代ギリシャ運命の女神の一人、生命の糸を紡ぐ女神クロトにちなんで名付けられました。

(Kuro-o, M., et al., Nature, 390: 45, 1997)
(Kurosu, H., et al., Science, 309: 1829, 2005)
(modified figure in Klotho TherapeuticsTM)
クロトー遺伝子の欠乏は寿命を80%短縮することが示されています。
マウスにおけるクロトー遺伝子の過剰発現は、寿命を30%延ばしました。

クロトーは、腎臓、脳、尿、血流、筋肉などで検出される抗老化ホルモンで、長く健康的な生活を送るために不可欠な存在です。
特にα-クロトーの血漿中の可溶性形態は測定が簡単であり、ヒトでは40歳を過ぎるとそのレベルが減少することが確認されています。
・α-クロトーのレベルは、人間をはじめ多くの哺乳類で加齢とともに低下します。
・加齢は認知機能の低下、アルツハイマー病、その他の神経変性疾患の最大のリスク要因です。
・クロトーは慢性腎臓病のみならず、加齢や神経変性疾患に対する新たな治療標的として期待されています。

α-クロトーの作用 – 老化への影響
・すべての哺乳類の約50%が、加齢に伴い認知機能の低下を経験します。
・加齢したサルの脳では、クロトー遺伝子の発現が大幅に低下しています。
・クロトーの減少を防ぐ、またはそのレベルを高めることで、認知機能の低下を抑制し、寿命の延長が期待できます。

Dubal, D.B., et al., Cell Reports, 2014; Castner, S.A., et al., Nature Aging, 2023
α-クロトーは、老齢マウスや老齢霊長類(アカゲザル)の記憶機能を改善することが確認されています。
一方で、クロトーの値が低い状態は、人間および実験動物において、心血管疾患、糖尿病、サルコペニア(筋肉減少症)、認知機能低下など、加齢に関連する様々な疾患と強く関連していることが報告されています。


